説教『あなたは世の光』牧師 若月健悟

最終更新: 11月13日

2020年11月8日(日)こども祝福家族の日・降誕前第7主日礼拝説教要旨

《聖書》マタイによる福音書5章14~16節

【はじめに】

 この写真は、〝アルプスの少女ハイジ〟で知られているスイスの小さな村の写真です。その村はソーリオといいます。

          写真1《ソーリオ村の冬の夜景》(省略)

 ソーリオ村はスイスとイタリアの国境に近い小さな村で、とても山深い場所にあります。人口は2百人ほどです。高台の真ん中に塔が見えますが、これは教会です。村には3百年前の古いお城があります。このお城は、百年前にホテルになりました。観光客が泊まります。

ソーリオ村は千メートル以上もある高い場所にひっそりとたたずんでいます。毎日見ている筑波山よりも2百メートルほど高い標高です。雪に覆われて寒そうですね。周りの山は、3千メートル以上あります。富士山の頂上と同じ高さの山がはるかかなたまでつながっています。

 山深い村ですので、夜は真っ暗です。でも、明かりがともると、こんなにも明るく光り輝くのです。空の星もたくさん見えてきれいですね。なんだか行ってみたくなります。左下の谷間の村も、明るく輝いてきれいですが、高台の村の明かりに照らされ、光り輝いているように見えますね。

【世の光】

 イエスさまは、「山の上にある町は、隠れることができない」とお話しになりました。この山の上の町は遠くから良く見えますので、隠れようがありません。真っ暗な夜に明かりがともされると、たちまち、周りを照らして、下の谷間の村からもはっきりと見えます。夜遅くなって山道を歩いている人がいても、この山の上の町の明かりを頼りに、前に進んでいくことができます。高い山の町の明かりは、目印となって、どこへ行って良いのかを教えてくれます。

 イエスさまは、「山の上にある町は、隠れることができない」とおっしゃいました。それは、誰もが皆、道を間違えないように、〝明るい方に向かって進んで来なさい〟と告げられたのですね。

【突然の悲劇】

 こんなことがありました。12月も最後の日を迎えたときのことです。その日の夜は、家族皆で『紅白歌合戦』を見たのです。それが終わらないと、新しい年が来ないのです。歌合戦が終わると、大切な行事が始まります。〝年越しそば〟を食べるのです。真夜中におそばを食べられる、考えただけでもこんなに嬉しく幸せな時間はありません。1年に1度だけ夜遅くまで起きることができて、テレビを見ながらおそばを食べるのです。こどもの最高の楽しみです。

     写真2《こどものころは、皆がこたつに集まって勉強したり、おやつを

         食べたり、テレビを見て楽しんでいました。》(省略)

 でも、悲劇が起こったのです。それもぼくだけに起こった悲劇です。

 家族皆でこたつにはいってミカンを食べならが歌合戦を見ていました。〝早く最後の人が出て、歌い終わればいいのに。そうすれば、おそばが食べられる~っ!〟そう思うと、歌っている人がわざとゆっくり歌ているように思えて腹が立ってきたのです。腹が立つと、良く食べるのです。〝それは、お前がお父さんの血を引いたからだ〟と、お兄さんもお姉さんも言っていたので、〝本当なんだ〟と思いました。

 腹を立てながら、こたつの上に置かれたミカンをむしゃむしゃむしゃむしゃ食べたのです。だんだんお腹が変になってきました。〝いたたたたっ!〟突然お腹が痛くなったのです。トイレに行っても、お腹の痛みは取れませんでした。そうしているうちに、歌合戦が終わり、〝年越しそば〟の時間になったのです。こたつの上で、皆がおいしそうにおそばを食べているのです。〝何でぼくだけ食べられないんだ〟と思うと、悔しくて涙が出てきました。そんなぼくを見て、お母さんは言いました。

 〝お腹が良くなるまで、待っててあげるから、寝てなさい。〟

そう言われて、少し気持ちが楽になりました。お母さんはぼくのために、おそばを食べないで、痛みが治まるまで待っていてくれたのです。

 でも、その夜は、おそばは食べられず、静かに眠りました。次の朝、ぼくとお母さんの2人だけでおそばを食べたのです。でも、ぼくのために、一晩中待っていてくれたお母さんが、とても優しくて、嬉しく思えてきました。お母さんがますます好きになりました。

【あなたは世の光】

 皆さんは、怒ってたくさん食べる、そんな変なことしませんよね。

 イエスさまは、どんな人にも、優しくほほえんで語っておられるのです。

 「山の上にある町は、隠れることができない。」

 本当にそうなのです。誰でも見ることができる、皆のための光、それは、愛する心です。愛する心は、間違っていても、正しく導いてくれるの本当の力なのです。イエスさまの愛の御言葉は、いつも、皆が間違っていても、正しい方向へと導く、世の光なのです。イエスさまは、教えてくださいます。

 「あなたは世の光です。」

 そうなのです。こどもも大人も、イエスさまに愛されているのです。

ですから、困っている人や悲しんでいる人にイエスさまの愛を届けることができるのです。それが世の光としてのわたしたちなのです。

世の光、イエスさまがおっしゃられたように、いっぱい愛されて心の光を明るく輝かせて、周りの人たちに優しい言葉をかけてあげましょう。

「あなたは世の光です。」

            写真3《ソーリオ村の地図》(省略)

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